SAP ABAP開発基礎Webテキスト|初心者向けABAP入門・学習ガイド

SAPは、企業の会計・販売・購買・在庫・生産などの業務を 一元的に管理するためのERP(Enterprise Resource Planning)システムです。 世界中の多くの企業で利用されており、企業の基幹業務を支える重要なシステムとして 幅広い業界で導入されています。

ABAP(Advanced Business Application Programming)は、 SAPシステムの開発で利用されるプログラミング言語です。 SAP標準機能だけでは対応できない企業独自の業務処理や帳票、 データ処理などを実現するためのアドオン開発で広く利用されています。

このSAP ABAP開発基礎Webテキストでは、 SAP・ERPの基本から、SAPの基本操作、ABAPワークベンチ、 ABAPディクショナリ、データ型、選択画面、内部テーブル、 ABAP SQL、データベース操作、ALV、フィールドシンボル、 ファイル操作まで、ABAP開発に必要な基礎知識を 全25章で段階的に学習できます。

SAPやABAPを初めて学ぶ方でも、基礎から順番に学習できる構成になっているため、 ABAP初心者やSAPエンジニアを目指す方の入門教材として活用できます。 まずSAPとABAPの基本を理解し、その後にプログラミング、 データ処理、実務で利用されるABAP開発技術へと進むことで、 SAP開発の全体像を体系的に理解できます。

ABAPの基礎を習得した後は、 S/4HANA基礎Webテキスト へ進み、ABAP on HANAやCDSビューなど、 S/4HANA時代のSAP開発技術を学習することをおすすめします。

よく読まれるABAP基礎テーマ

SAP ABAPを学ぶうえで特に重要なテーマをまとめています。 25章すべてを順番に学習することもできますが、 調べたいテーマが決まっている方は、以下から直接学習できます。

ABAP内部テーブル

複数件のデータをABAPプログラム内部で扱うための 基本的なデータ構造について学びます。

ABAP内部テーブルとは? →

ABAP SQL

SAPデータベースのデータを取得・操作するための ABAP SQLの基本について学びます。

ABAP SQLの基本を見る →

ABAP SELECT文

SELECT文によるデータ取得や、 JOIN・FOR ALL ENTRIESなどの実践的な検索方法を学びます。

ABAP SELECT文を学ぶ →

ABAPデバッグ

ABAPプログラムの動作を確認し、 エラーの原因を調査するためのデバッグ方法を学びます。

ABAPデバッグの基本を見る →

ABAP ALV

SAPで一覧表や帳票を表示するために利用される ALVの基本と出力方法を学びます。

ABAP ALVとは? →

ABAPフィールドシンボル

データを動的に参照・操作するために利用される フィールドシンボルの基本を学びます。

ABAPフィールドシンボルとは? →

SAP ABAP基礎の学習ロードマップ

SAP ABAPを初めて学ぶ方は、1章から25章までを 4つのステップに分けて学習すると理解しやすくなります。 SAP・ABAPの基礎から始め、プログラミング、 データ処理・SQL、実務向けABAPへと段階的に進みます。

STEP 1

SAP・ABAPの基礎

1〜7章

SAP概要、SAP基本操作、ABAP概要、 SAPモジュール、ABAPワークベンチ、 ABAPディクショナリなどを学びます。

STEP 2

ABAPプログラミング基礎

8〜13章

REPORT、イベント処理、選択画面、 バリアント、トランザクションコード、 DATA・TYPESなどの宣言命令を学びます。

STEP 3

データ処理・ABAP SQL

14〜21章

内部テーブル、ABAP SQL、SELECT文、 出力処理、条件分岐、繰り返し処理、 データベース操作などを学びます。

STEP 4

実務向けABAP

22〜25章

モジュール化、ALV、 フィールドシンボル、ファイル操作など、 実務でよく利用するABAP開発技術を学びます。

SAP ABAP基礎Webテキスト 目次

1章 SAP概要
1. ERPとは
1.2 SAPとは
1.3 導入の流れ
第2章 SAP 操作手順
2.1 ログイン
2.2 メニュー
2.3 システム情報の確認
2.4 ユーザー設定
2.5 セッションの追加
2.6 コマンド入力
2.7 クイック&ペースト
2.8 プログラムの実行
2.9 F4 ヘルプ
2.10 複数入力
第3章 実際にSAPを見てみよう
3.1 SAP 標準機能(例:FI モジュール)
第4章 ABAPとは?SAP開発言語の基本
4.1 アドオン開発とは
4.2 色々なアドオンプログラム
第5章 コンポネート概要
5.1 SAPモジュール
5.2 主要モジュールの機能
第6章 ABAPワークベンチとは?基本機能と使い方
6.1 ABAPワークベンチ
6.2 パッケージ
6.3 移送依頼
6.4 ABAPエディタ
第7章 ABAPディクショナリとは?データ型・テーブルの基本
7.1 ABAPディクショナリ
7.2 データブラウザ
7.3 データオブジェクトとデータ型
第8章 REPORT命令
8.1 REPORT命令
8.2 REPORT命令<オプション>
第9章 イベント
9.1 イベント
9.2 イベントキーワード
第10章 ABAP選択画面とは?PARAMETERS・SELECT-OPTIONSの基本
10.1 選択画面
10.2 PARAMETERS
10.3 選択画面のオプション
10.4 SELECTION-SCREEN
第11章 バリアント
11.1 バリアント
11.2 バリアント保存と取込
11.3 補足:バリアント登録時のオプション
第12章 トランザクションコード割り当て
12.1 トランザクションコード割り当て
12.2 トランザクションコードの割り当て方法
12.3 割り当てたトランザクションの呼び出し
第13章 ABAPのDATA・TYPES・CONSTANTS宣言
13.1 宣言命令
13.2 TYPES命令
13.3 DATA命令
13.4 CONSTANTS
第14章 ABAP内部テーブルとは?基本と種類
14.1 内部テーブル
14.2 内部テーブルの種類
第15章 ABAP内部テーブル操作|APPEND・READ・MODIFY・DELETE
15.1 APPEND
15.2 INSERT
15.3 MODIFY
15.4 DELETE
15.5 内部テーブルの照会(READ、SORT、DESCRIBE)
第16章 ABAP SQLとは?SELECT文とデータ取得の基本
16.1 ABAP SQL
16.2 デバッグ機能
16.3 ショートダンプ、拡張構文チェック
第17章 ABAP SELECT文の応用|JOIN・FOR ALL ENTRIES
17.1 SELECT(JOIN、For All Entries)
第18章 出力とメッセージ
18.1 出力命令と表示形式
18.2 文字列の編集
18.3 メッセージ
第19章 制御構文と演算
19.1 条件分岐、計算式
19.2 RETURN命令
19.3 練習問題(条件分岐)
19.4 練習問題(計算式)
第20章 繰り返し処理とシステム項目
20.1 繰り返し処理
20.2 日付と時刻の計算(SY)
20.3 練習問題(繰り返し処理)
20.4 練習問題(システム項目「SY」)
第21章 ABAPデータベース操作|INSERT・UPDATE・DELETE
21.1 DB操作(INSERT、UPDATE、DELETE)
21.2 COMMIT WORK/ ROLLBACK WORK命令
21.3 排他制御
第22章 ABAPモジュール化|FORM・INCLUDE・汎用モジュール
22.1 モジュール化
22.2 サブルーチン(FORM)
22.3 INCLUDEプログラム
22.4 汎用モジュール
第23章 ABAP ALVとは?一覧表示・帳票出力の基本
23.1 ALV 出力とは
23.2 ALV 出力イメージ
23.3 ALV帳票出力
第24章 ABAPフィールドシンボルとは?動的処理の基本
24.1 動的処理(フィールドシンボル)とは
24.2 メモリ領域の使用
第25章 ファイル操作
25.1 ローカルファイル
25.2 サーバーファイル

SAP ABAP基礎に関するよくある質問

SAP ABAPとは何ですか?

ABAP(Advanced Business Application Programming)は、 SAPシステムの開発で利用されるプログラミング言語です。 SAP標準機能だけでは対応できない企業独自の業務処理や帳票、 データ処理などを実現するアドオン開発で広く利用されています。 SAPエンジニアを目指す場合は、SAPの基本知識とあわせて ABAPプログラミングを学ぶことが重要です。

ABAP初心者は何から学べばよいですか?

ABAP初心者は、まずSAP・ERPの基本とSAPの基本操作を理解し、 その後にABAPワークベンチ、ABAPディクショナリ、 データ型、選択画面、内部テーブル、ABAP SQLへ進むのがおすすめです。 このWebテキストでは、基礎から実務で利用する技術まで 全25章で段階的に学習できる構成になっています。

ABAP内部テーブルはなぜ重要ですか?

内部テーブルは、 複数件のデータをABAPプログラム内部で保持・加工するための 基本的なデータ構造です。 データベースから取得したデータの保存、検索、並べ替え、 集計、ALV表示など多くの処理で利用されるため、 ABAP開発を学ぶうえで特に重要なテーマの一つです。

S/4HANAでもABAPは使われますか?

はい。S/4HANA環境でもABAPは重要な開発言語として利用されています。 ただし、従来のABAP開発に加えて、 ABAP on HANA、CDSビュー、OData、SAP Fioriなど、 S/4HANA時代の開発技術も理解することが重要です。 ABAP基礎を学んだ後は、S/4HANA基礎へ進むことで より実践的なSAP開発技術を学習できます。

SAP ABAPを研修で体系的に学びたい方へ

Webテキストだけでなく、実際のSAP環境を使った演習や 講師のサポートを受けながら学びたい方には、 神田ITスクールのSAP ABAP研修をご用意しています。

神田ITスクールのSAP ABAP研修を見る

研修の詳細はこちら