会計伝票登録
4.1 会計伝票登録
4.1 会計伝票登録
会計伝票登録について見てみましょう。
会計伝票の登録
取引を仕訳の形でSAPのFIのデータベースに登録できます。
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転記先は総勘定元帳を基本ですが、補助簿にも転記されます。
(得意先元帳、仕入先元帳、固定資産台帳) -
会計伝票は、会計伝票ヘッダ、会計伝票明細で構成されます。
伝票明細はFIにおける最小単位のデータになります。 - 貸借の金額の合計は必ず0円にならなければいけません。
貸方の金額はSAP上ではマイナスで表示され、貸借がバランスしない場合は転記が不可能です。
会計伝票の構造
次は会計伝票の構造についてです。

会計伝票ヘッダ
伝票ヘッダは、会計伝票を一意に指定し、伝票概要を確認できるデータが含まれています。
項目には、会社コード、転記日付、伝票タイプ、通貨コード、伝票ヘッダテキスト、参照伝票番号などがあります。
会計伝票明細
伝票明細は、仕訳を構成する各勘定科目明細を指していて、それらに必要なデータが含まれています。
項目には、転記キー、勘定科目、金額などがあります。
会計伝票の事前登録情報:FI-GL(総勘定元帳)
FI-GL(総勘定元帳)の会計伝票を作成するにあたって、事前に以下のマスタやカスタマイズの登録・設定が必要です。
- マスタ
・得意先マスタ(一般データ、会社コードデータ)
・仕入先マスタ(一般データ、会社コードデータ、購買組織データ)
・勘定コードマスタ(共通データ、勘定コード表データ、会社コードデータ)
・利益センタ
・原価センタ -
カスタマイズ
・会社コード
・管理領域
・支払条件
会計伝票の事前登録情報:FI-AP(債務管理)
FI-AP(債務管理)の会計伝票を作成するにあたって、事前に以下のマスタやカスタマイズの登録・設定が必要です。
- マスタ
・仕入先マスタ(一般データ、会社コードデータ、購買組織データ)
・勘定コードマスタ(共通データ、勘定コード表データ、会社コードデータ)
・原価センタ -
カスタマイズ
・会社コード
・管理領域
・支払条件
会計伝票の事前登録情報:FI-AR(債権管理)
FI-AR(債権管理)の会計伝票を作成するにあたって、事前に以下のマスタやカスタマイズの登録・設定が必要です。
- マスタ
・得意先マスタ(一般データ、会社コードデータ)
・勘定コードマスタ(共通データ、勘定コード表データ、会社コードデータ)
・利益センタ -
カスタマイズ
・会社コード
・管理領域
・支払条件
会計伝票の事前登録情報:FI-AA(固定資産管理)
FI-AA(固定資産管理)の会計伝票を作成するにあたって、事前に以下のマスタやカスタマイズの登録・設定が必要です。
- マスタ
※必須項目なし -
カスタマイズ
・会社コード
・管理領域