第11章 ライブラリとモジュール

11.3 AI学習するにあたり必要なライブラリ

 AI学習をするにあたり、Pythonでは別途ライブラリを読み込む必要があります。具体的には、NumPy、Pandas、Matplotlibなどのライブラリを使うのが一般的です。

11.3.1 NumPy

 ベクトルや行列などの多次元配列の処理を容易に行うことができるライブラリです。効率的に数値計算を行うことができるようになります。

11.3.2 Pandas

 データの読み込みや、統計量の表示、グラフ化、データ分析を容易に行うことができるようになるライブラリです。
 機械学習は、学習に使用するデータの読み込み、データのクリーニング、正規化など学習前の前処理に膨大な時間がかかるため、Pandasのようなデータ解析を効率化できるライブラリを使います。

11.3.3 Matplotlib

 グラフの描画を行う際に使用するライブラリです。2Dだけでなく3Dグラフを描画することもでき、NumpyやPandasを介して得たデータなどを介して統計量の可視化や、学習経過をグラフ化するために用いれます。

ポイント

・機械学習を行うにあたり、NumPy、Pandas、Matplotlibなどのライブラリを使うのが一般的である。


NEXT>> 11.4 本章のまとめ