通信状況を確認するプロトコル(ICMP)
通信状況を確認するプロトコル(ICMP)
主な役割
通信状況を確認するプロトコル
「ICMP」は「IP」の代わりに、データの到達や通信、エラーなどの状況を確認するためのプロトコルです。
IPとICMPはセットで用いられます。
pingコマンドについて
ICMPに沿ったコマンド
また、WindowsやUNIXでは、通信相手との繋がりを確認する「pingコマンド」があり、このpingコマンドでは、このICMPのプロトコルに沿って情報のやり取りを行っています。
右図は実際にコマンドプロンプトでpingコマンドを実行した結果になります。
実行結果から送信(Request)、応答(Response)の状況がわかります。
ICMP通信のパケット
ICMPヘッダのフォーマット
ICMP通信でやり取りされるパケット(ICMPパケット)には、通常のIPパケットに加えて、ICMPヘッダが含まれます。ICMPヘッダのフォーマットの中身は以下の通りです。
ICMPヘッダの各フィールドの内容をまとめると左下図の通りです。
タイプには、メッセージの種類が入ります。先ほどのpingではタイプ0のエコー応答、タイプ8のエコー要求でやり取りを行っています。タイプの各内容について詳しくは右下の図の通りです。