配列の要素への値の代入

9.2 配列の要素への値の代入

 配列にも、変数と同じように値を代入できます。配列に値を代入する場合は、どの要素に値を代入するかをインデックスで指定する必要があります。

 配列変数kandaMansionのインデックスが0の要素に、値「3」を代入する例を示します。

図 9.2.1 : 配列の要素への値の代入


ポイント

 ・ 配列の各要素の値を扱うには、インデックスを指定する。

9.2.1 配列に値を代入するプログラム

 マンションの住人の居住年数を配列で管理します。配列の要素に値を代入した後に、各要素に格納された値を確認します。

① ソース・フォルダー      :myproj_intro/src
② パッケージ          :jp.co.f1.intro.ch9
③ 名前             :AssignValueIntoArray
④ 作成するメソッド・スタブの選択:public static void main(String[] args) にチェックを入れる

➢ AssignValueIntoArray.java

package jp.co.f1.intro.ch9;

public class AssignValueIntoArray {

	public static void main(String[] args) {

		// 住居年数を管理する為の配列変数の宣言と要素の作成
		int[] kandaMansion = new int[3];

		// 要素の初期化
		kandaMansion[0] = 3;
		kandaMansion[1] = 1;
		kandaMansion[2] = 10;

		System.out.println("0号室の居住年数 : " + kandaMansion[0]);
		System.out.println("1号室の居住年数 : " + kandaMansion[1]);
		System.out.println("2号室の居住年数 : " + kandaMansion[2]);

	}

}

実行結果

解説

 8行目で、int型の配列変数kandaMansionを宣言し、3つの要素を作成します。
   8: int[] kandaMansion = new int[3];

図 9.2.2 : 配列の宣言と要素の作成


 11~13行目は、8行目で作成した3つの要素にそれぞれ値を代入しています。変数の後ろにインデックス(部屋番号)を付けること以外は、普通の変数への代入と同じです。
   11: kandaMansion[0] = 3;
   12: kandaMansion[1] = 1;
   13: kandaMansion[2] = 10;

 次の図 9.2.3は、11行目が実行され、kandaMansion[0]に3が代入された際のイメージです。

図 9.2.3 : 配列の要素への値の代入


 12、13行目でもそれぞれ値が代入されます。

図 9.2.4 : 配列の要素への代入


 15~17行目で、kandaMansion配列の各要素に入っている値をインデックスを指定し表示しています。
   15: System.out.println("0号室の居住年数 : " + kandaMansion[0]);
   16: System.out.println("1号室の居住年数 : " + kandaMansion[1]);
   17: System.out.println("2号室の居住年数 : " + kandaMansion[2]);


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