要素の追加と削除
7.3 要素の追加と削除
既存のリスト変数への要素の追加は、リスト型変数で使用できる、appendメソッドやremoveメソッドを用いるのが一般的です。
※メソッドとは
データ型の変数に紐づいて使用できる機能(関数)のようなものを指します。型に関係なく呼び出せる関数と異なり、データ型の種類によって呼び出せるメソッドは異なります。
【構文】
変数名.メソッド名(引数)
7.3.1 要素の追加|append
appendはリスト型変数に要素を追加するためのメソッドです。
図 7.3.1.1:リストに要素の追加
7.3.2 要素の削除 | remove
一方、removeはリスト型変数の特定の要素を削除するためのメソッドです。
図 7.3.2.1:リストの特定の要素を削除
7.3.3 リストとリストの連結
すでに宣言されたリスト同士を、+演算子を用いて連結することができます。連結を行うと、各リストの各要素が、一つのリストに格納されます。
図 7.3.3.1:リストに要素の追加
7.3.4 リストの追加、削除、連結を用いたプログラム
続いてリストを用いて、要素の追加、削除、リスト同士の連結を使ってプログラムを作成していきましょう。
ソース・フォルダ:/Desktop/Python入門テキスト
ファイル名 :第7章.ipynb
アクセスURL :http://localhost:8888/notebooks/Desktop/Python入門テキスト/第7章.ipynb
➢ 第7章.ipynb/ 7.3.4 リストの追加、削除、連結を用いたプログラム
#リストの宣言 names1 =[] names2 = [‘田中’, ‘加藤’, ’安藤’] #要素の追加と削除 names1.append(‘鈴木’) names2.remove(‘加藤’) #各変数の要素の確認 print('names1:', names1) print('names2:', names2) #リストの連結を出力 print('names1 + names2:', names1 + names2)
解説
2、3行目、リスト型変数であるnames1、names2を宣言しています。
6行目ではnames1に’鈴木’という要素を追加し、7行目ではnames2から’加藤’という要素を削除しています。
また値の追加と削除を行った上で14行目では、names1とnames2の二つのリストを連結させたリストを出力しています。
ポイント・ リスト型変数への要素の追加は、appendメソッドを使用する
・ リスト型変数への要素の削除は、removeメソッドを使用する
・ 二つのリスト型変数の連結は+演算子を使用する