変数の値の変更
5.5 変数の値の変更
既に値が代入された変数に別の値を代入することで値を自由に変更することができます。
5.5.1 初期化した変数の値を変更するプログラム
初期化した変数の値を別の値に変更して、変数の値が変化することを確認してみましょう。
ソース・フォルダ:/Desktop/Python入門テキスト
ファイル名 :第5章.ipynb
アクセスURL :http://localhost:8888/notebooks/Desktop/Python入門テキスト/第5章.ipynb
➢ 第5章.ipynb / 5.5.1初期化した変数の値を変更するプログラム
#変数nameの宣言 name = ’田中’ print(‘彼の名前は’ , name, ’です。’) #変数nameに異なる値を代入 name = ‘加藤’ print(‘彼の名前は’ , name, ’です。’)
実行結果
解説
2行目で変数nameを宣言すると同時に値 ’田中’に初期化しています。この時のイメージは図 5.5.1.1のようになります。
図 5.5.1.1 : 変数の宣言と初期化
その後、6行目で変数nameにはもう一度別の値「’加藤’」を代入します。図 5.5.1.2をみてイメージして下さい。
図 5.5.1.2 : 変数の値の上書き
変数nameには最初に「‘田中’」が入っていましたが、6行目で「‘加藤’」を代入したことで、変数nameの値が変更しました。変数nameに代入された値は、それぞれ新しい値が代入される前の3行目、代入後の7行目のそれぞれでprint関数を介して表示させることで、値が変わったことが確認できます。
図 5.5.1.3:変数へ新しい値の代入前後の出力結果
変数に異なるデータ型の値を代入するとエラーになるプログラミング言語は少なくありませんが、一方で、Pythonでは別のデータ型を代入することができます。
その際にはデータ型と共に値が更新されます。
図 5.5.2 : 変数の値の更新