Formクラスのバリデーションについて

8.1 Formクラスのバリデーションについて

Djangoにはforms.Formクラスが用意されています。このクラスのサブクラスを作成すると特定の要素を持つ入力フォームを簡易的に作成できます。
このサブクラスではバリデーションに関する設定を行うことができ、このサブクラスを介して作られた入力フォームはバリデーションが有効になります。

バリデーションはユーザーに入力フォームに正しい値を入力してもらうために必要な機能です。
あらかじめ入力される各項目にルールを設定しておくことで、入力値がそのルールに違反していないかを調べ、すべてのルールを満たしている場合のみ値の保管などを行なえるようにします。

実装するにあたり「未入力を許可するかどうか(必須項目かどうか)」「一定の範囲外の値を禁止するかどうか」といったことを各項目に対して決める必要があり、これらの「設定される値の制限」は、forms.Formのサブクラスを導入することで簡単に実装することができます。

それでは、既に作成した簡易書籍登録アプリケーションにバリデーションを設定してみることにしましょう。


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