DHCPの動作の流れ

DHCPの動作の流れ

DHCPの動作の流れ

続いてDHCPサーバからDHCPクライアントへネットワーク情報が割り当てられるまでの流れを確認していきましょう。

1. DHCPサーバの探索：DHCP DISCOVER (クライアント⇒ サーバ)
2. IPアドレスの提案： DHCP OFFER(サーバ⇒クライアント)
3. 正式な要求：DHCP REQUEST(クライアント⇒ サーバ)
4. 要求の承認：DHCP ACKNOWLEDGE(サーバ⇒クライアント)

1. DHCPサーバの探索：DHCP DISCOVER (クライアント⇒ サーバ)

DHCPクライアントが、DHCPサーバを見つけるために、ネットワーク内の全ホストにブロードキャストで『DHCP DISCOVER』というメッセージを転送します。

2. IPアドレスの提案： DHCP OFFER(サーバ⇒クライアント)

上記の返答としてDHCPサーバは、IPアドレスのプールから、クライアントに割り当てるIPアドレスを提案するためのメッセージ(DHCP OFFER)をユニキャストで返信します。

3. 正式な要求：DHCP REQUEST(クライアント⇒ サーバ)

提案内容を踏まえ、DHCPクライアントは、DHCPサーバに正式な要求、承諾する旨を伝えるための伝えるためのDHCP REQUESTをブロードキャストで返信します。

複数のDHCPから提案を受けている可能性があるため、ブロードキャストで返信を行います。

4. 要求の承認：DHCP ACKNOWLEDGE(サーバ⇒クライアント)

要求に問題がなければ、クライアントからの要求を承認するためのDHCP NAKをユニキャストで送ります。

この時、データの中身には、クライアントがネットワーク接続のために必要なIPアドレス、サブネットやデフォルトゲートウェイなどの情報が一式で含まれています。

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