本章のまとめ

2.6 本章のまとめ

 この章では、次のようなことを学習しました。

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  • クラスには少し仕組みの違う抽象クラスが利用できる。
  • 抽象クラスには処理内容のない抽象メソッドが定義できる。
  • 抽象メソッドはオブジェクト化できないので、継承して利用する。
  • 抽象メソッドのある抽象クラスを継承したクラスは、必ず抽象メソッドをオーバーライドする必要がある。
  • 抽象クラスに似たインタフェースが利用できる。
  • インタフェースのメンバはフィールド変数(定数)とメソッド(抽象メソッド)のみで構成される。
  • インタフェースはオブジェクト化できないので、クラスに実装して利用する。
  • メソッドのあるインタフェースを実装したクラスは、必ず抽象メソッドをオーバーライドする必要がある。
  • インタフェースは多重継承(実装)が可能。
  • インタフェースはクラスの継承と同じように、別のインタフェースを継承できる。
  • 1つのクラスの中でクラスの継承とインタフェースの実装は併用できる。

 インタフェースと抽象クラスの違いをきちんと理解するのは大変だと感じたのではないでしょうか。インタフェースや抽象クラスは実装する処理を行うのではなく、実装する処理を扱うクラスの為の設計を行うものだからです。
 なかなか扱う機会は少ないかもしれませんが、本章で学習した内容は大規模なシステム開発を行うためには欠かせない仕組みになっています。
 抽象クラスとインタフェースを使ってクラス設計を行う仕組みがあること覚えておいて下さい。


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