変数名のつけ方

5.3 変数名のつけ方

 変数は、「データ(値)を保持しておく箱」です。箱は、そのなかに何が入っているかがわかるように、あるいは別の箱と区別できるようにしておく必要があります。先程の事務処理の例で言うと、箱に「請求書」や「注文書」などと書いたシールを貼り付けるかもしれません。このように、データを入れるための箱につける名前を変数名といいます。
 変数名を付ける時の規則は次のようになっています。

  • 使用できる文字は「半角英数字」と「_(アンダーバー)」のみ利用できる。
  • 最初1文字目に「数字」は利用できない。
  • 英字の大文字、小文字は「区別される」ので、1文字でも違えば同じ単語名でも利用できる。
  • Pythonで意味を持つ予約語(ifやforなど)ではないこと

 1. 先頭は数字以外にする
先頭文字に数字は使えませんので、下記のような識別子名は、エラーになります。

 2. 大文字と小文字は区別される
また、大文字と小文字は区別されますので、下記のような変数名は全て違う名前となります。

 3. 予約後と同じキーワードは使用禁止
Pythonにおいて、特定の目的のために定義されている予約語をそのまま使うことはできません。

表 5.3.1 : キーワード(予約語)一覧


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