メモリ領域の使用
24.3 メモリ領域の使用
3. メモリ領域の使用
SAPメモリとABAPメモリ
- SAPメモリ
- ABAPメモリ
- 比較(SAPメモリ/ABAPメモリ)
SAPメモリとABAPメモリ
メモリ領域は、プログラム間でデータのやり取りをする際に使用します。
SAPメモリとABAPメモリがあります。
SAPメモリ
SAPメモリは、SAP GUI内のすべてのセッショ ンでアクセスできるメモリ領域です。
基本的には、PARAMETERS命令やSELECT-OPTION命令のMEMORY ID オプションでの選択画面項目への割り当てや、SET PARAMETER/GET PARAMETER命令を使用したデータの受け渡し、およびデータの保持が主な役割です。
ABAPメモリ
ABAPメモリは、同一セッション内でのみアクセスできるメモリ領域です。
SUBMITでオプションを使用せずにデータのやり取りをする場合、同一セッション内で働くため、ABAPメモリを使用することができます。
EXPORT命令を使用して、データをABAPメモリに保存し、IMPORT命令を使用してABAPメモリからデータを読み込むことができます。この場合、EXPORT命令までを呼び出し元のプログラムに記述し、IMPORT命令以降を呼び出し先のプログラムに記述します。
以下にSAPメモリ、ABAPメモリの使用イメージを示します。