色々なアドオンプログラム

4.2 色々なアドオンプログラム

プログラムの種類

ABAP言語で作れるアドオンプログラムの種類の特長と、
実際の画面をいくつか見てみましょう。

  • レポートプログラム
  • Dynproプログラム
  • 汎用モジュール
  • その他(チェック&代入)

レポートプログラム

レポートプログラムは、選択画面と結果画面等の
シンプルな画面構成のプログラムとなります。

『レポート』という言葉が付いていることからも分かるように、
一覧作成をする時に主に使いますが、バッチ処理、
インターフェース、ツールなどもレポートプログラムで作成します。

サンプル

選択画面

Dynproプログラム

Dynproプログラムというのは、複数画面で対話形式をとるような
少し手の込んだ画面構成のプログラムとなります。

画面の中にタブを設けたり、データを一覧で出すテーブル構造を
埋め込んだりできます。

サンプル

汎用モジュール

汎用モジュールは、他のプログラムから呼び出すことができる
部品として使用されます。

汎用モジュールのパラメータはImport(入力)、Export(出力)、Changing(入出力)、Table(入出力)があります。
エラーは例外を設定することができます。

サンプル

呼出元からのパラメータ  ※この画面はSAPが自動生成する画面です。

実行結果

その他(チェック&代入)

その他にも、ABAP言語を利用して処理を追加できます。

その一つで、チェック&代入機能のチェックを見てみましょう。
チェックは、SAP標準機能のうち、特定のタイミングで
チェックを追加できます。

今回紹介するのは、会計伝票の明細を入力する際のチェックです。
会社コード(BUKRS)が’TS00’の時、事業領域(GSBER)が想定の値かどうかチェックし、違った場合はエラーメッセージを出力します。

サンプル

チェック ※この画面はSAPが用意している画面です。


NEXT>> 第5章 コンポーネント概要