第8章 デバッグ方法を知っておこう

8.2 画面に情報を表示するデバッグ方法

画面に情報を表示するには、これまで学習してきた関数を利用して行えます。

  • メッセージを表示する場合:echo、print
  • 変数の値を表示する場合:echo、print、var_dump
  • 配列の値を表示する場合:print_r、var_dump

そして、よく起こるPHPでのバグパターンには、以下のようなケースが挙げられます。

① フォームからの入力情報が遷移先で取得できない

対処法:遷移先で$_POST、$_GETの値を表示して確認する。

② 入力情報の処理を間違えている(通常変数、配列変数への格納ミスなど)

対処法:入力情報の処理後に、変数の値を表示して確認する。

③ 条件分岐の設定が間違っている

対処法:想定してる条件分岐のルート(if、elseif、else)を通っているかどうかのメッセージ出力処理を、各ルート内に設置して確認する。

④ 関数の処理が間違っている

対処法:関数処理全体を見直す(引数、戻り値、内部の処理、呼び出し方など)
上記②、③の方法を関数に対して行います。

凡例:画面に情報を表示してデバッグ

情報を出力してデバッグを行う方法は、本来の処理とは関係のない処理を追加しているため、そのままではデバッグのための処理がバグになってしまいます。デバッグが完了したら「必ず削除」するようにして下さい。

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