冗長化について

冗長化について

冗長化とは

ネットワークを構築する上で、ネットワーク機器(スイッチやルータなど)の故障や、急なアクセス増加によるネットワークの混雑などに備える必要があります。

これらの事態に対応するために余裕を持って多めに各種ネットワーク機器を準備することで、継続的にシステムを稼働できる状況を作ることを冗長化と呼びます

※継続してシステムが稼働する割合を可用性と呼びます。

具体的には以下のものがあげられます。

  • 予備のサーバを用意する
  • 故障時の迂回経路のためにルータ、スイッチの予備を用意する
  • ハードディスクを多めに用意する など

データリンク層(スイッチ)における冗長化について

この章では主にデータリンク層、つまりはスイッチ(L2スイッチ)の冗長化構成について扱っていきます。スイッチの冗長化構成をサポートする、技術について主に以下の2つがあげられます。

STP

スイッチの冗長化構成によるブロードキャストストームを避けるための技術

EtherChannel

ロードバランシング(負荷分散)を実現するための技術

見慣れない言葉もありますが、次節から詳しく内容を確認していきましょう!


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