for文
for文
for文の使い方
for文は、リスト内(複数のデータを含むもの)の各項目(データ)を順番に取得しながら、取得したデータを変数に割り当て、処理を実行します。
そして全てのデータ分の処理が、終わるまで、処理を繰り返します。
書式①:for文
for 変数名 in リスト do 処理 done
書式②:リスト
複数のデータを含むものです。書式の通り、リストに含む各データは、空白文字で区切ります。
リスト名 =‘データ① データ② ..'
ブレース展開(連番を生成する方法)について
for文のリストに対して、連番(特定の範囲の数値)を生成するブレース展開(※)を指定することが多いです。
※「第9章 正規表現」にて詳しくは解説します。
書式①:開始から終了値までの連番を生成する
開始値から終了値までの連続した数字を含むリストが、生成されます。
{開始値..終了値}
書式②:開始から終了値までの連番を増減量を指定して生成する
開始値から終了値までの連続した数値を取得する上で、増減量を指定して連番を生成することができます。
{開始値..終了値..増加量}
for_loop.sh
#!/bin/bash names='佐藤 鈴木 高橋' for name in $names do echo $name done
実行結果
[user01@localhost ~]$ bash for_loop.sh 佐藤 鈴木 高橋
図
一連の数値を処理することもできます。
for_loop_series.sh
#!/bin/bash for value in {1..5} do echo $value done
実行結果
[user01@localhost ~]$ bash for_loop_series.sh 1 2 3 4 5
図
さらに数字が2ずつ減算されるリストを作成することもできます。
for_loop_stepping.sh
#!/bin/bash for value in {10..0..2} do echo $value done
実行結果
[user01@localhost ~]$ bash for_loop_stepping.sh 10 8 6 4 2 0