本章のまとめ
5.7 本章のまとめ
この章では、次のようなことを学習しました。
Pickup Lecture
- プログラムの中で計算に使う記号を「算術演算子」といい、「+」「-」「*」「/」「%」がある。
- 「%」は余りを求める演算子である。
- 演算式には、算数と同じように優先順位がある。
- 型変換とは、あるデータ型を他のデータ型に変換することをいう。
- 型変換には、自動の型変換と明示的型変換(キャスト)の二種類がある。
- 精度の低い型(小さい型)から精度の高い型(大きい型)へ値を代入する場合、大きな型に合わせて自動的に変換される。
- 精度の高い型(大きい型)から精度の低い型(小さい型)へ値を代入する場合、キャストする必要がある。
- 違う型同士の演算で、精度の低い型(小さい方)が精度の高い型(大きい型)に合わせて自動的に変換される。
- 違う型同士の演算で、精度の高い型(大きい型)を精度の低い型(小さい方)に合わせるには明示的にキャストする必要がある。
- boolean 型と String 型、他の型と互換性がないのでキャストすることができない。
- 複合代入演算子「+=」「-=」「*=」「/=」「%=」を使うと、プログラムのコードがシンプルになる。
- 変数の数値を 1 つ増やす事をインクリメント、1 つ減らすことをデクリメントといい、専用の演算子「++」「- -」がある
- インクリメント演算子・デクリメント演算子は前置と後置で動作が異なる。
- +演算子は、String 型を組み合わせた計算の場合文字列連結となり、連結された新しい文字列ができる。
- キーボードからの入力を行うには、入力したいデータ型に対応するメソッドを選択しなければならない。
- Integer.parseInt()メソッドを使うと、括弧の中に入れた文字列を int 型の値に変換することができる。
この章で学習した算術演算子を使った様々な計算方法は、これから頻繁に使うことになります。インクリメントやデクリメントなど、具体的な使い道のイメージがまだ思い浮かばないものもあると思いますが、コーディングをしながら少しずつ自然に使いこなせるようになっていくはずです。