デフォルトゲートウェイを冗長化する必要性
デフォルトゲートウェイを冗長化する必要性
冗長化について
ネットワークの構築する上で、ネットワーク機器(スイッチやルータなど)の故障や、急なアクセス増加によるネットワークの混雑などに備える必要があります。
これらの事態に対応するために余裕を持って多めに各種ネットワーク機器を準備することで、継続的にシステムを稼働できる状況を作ることを冗長化と呼びます
この章ではデフォルトゲートウェイ(ネットワークの出入り口)の冗長化、つまりルータなどレイヤスリー(ネットワーク階層の)デバイスにおける冗長化について説明します。
デフォルトゲートウェイの冗長化について
では、デフォルトゲートウェイを冗長化するということは、どういうことでしょうか。
デフォルトゲートウェイとは、ネットワークの入り口を指す言葉であり、ルータやレイヤスリースイッチを指しますので、ルータを、バックアップ用に、複数台、用意することが、デフォルトゲートウェイの冗長化を意味します。
ルータを複数台、用意することで、
- ルータの故障時に備たり、
- パケットの転送量が多くなった場合に、1台のルータに処理が集中しないよう、複数のルータに負荷分散できるようになります。