受注伝票
4.2 受注伝票
2. 受注伝票
受注伝票の登録
まず受注伝票の登録について説明します。
- 販売伝票は「販売エリア」ごとに登録されます。
-
受注では、すでに登録されている受注を参照して登録することができます。
(例:見積を参照して受注を登録する) -
複数の見積を1件の受注にまとめることができます。
また、逆に1件の見積を複数の受注に分割して登録することもできます。
受注伝票の構造
次は、受注伝票の構造について説明します。
販売伝票ヘッダ
伝票ヘッダには、伝票全体に有効なデータ、および明細に対する初期値が含まれています。
販売伝票明細
販売伝票の各明細には、明細固有のデータ(受注した品目と数量)が含まれています。
明細の納入日程行
納入日程行には納入数量と納入期日が記載されます。
これらは各明細に固有なデータです。
販売管理プロセスで後続の出荷処理を行う明細には、少なくとも1つの納入日程行が必要です。
1つの明細を何回に分けて納入する場合、1つの明細に納入日程行を複数設定することができます。
提示されたイメージ図を見ていきましょう。
販売伝票(受注伝票)にはピンク色のヘッダと黄色の明細があります。
さらに明細には緑色の納入日程行というサブ明細があります。
納入日程行は、右側のサンプル例にある通り
50個の商品を、6/20に20個、6/22に30個と納入日のタイミングで明細を分けるためにあります。
例えば受注を受けたタイミング(6/20時点)で在庫が20個しかない場合は
6/20時点では20個しか出荷できません。
ただし、6/22に30個の在庫が補充されることがあらかじめ分かっている場合に
6/22に30個の分割明細ができます。
※「受注伝票」と「販売伝票」は同じ伝票を指しますので、参考にしてください。
受注伝票の事前登録情報
受注伝票を作成するにあたって、事前に以下のマスタやカスタマイズの登録・設定が必要です。
- マスタ
・得意先マスタ(一般データ、会社コードデータ、販売エリアデータ)
・品目マスタ(基本データ、販売組織データ、プラントデータ)
・条件マスタ -
カスタマイズ
・会社コード、販売組織、流通チャネル、製品部門
・販売エリア、プラント、保管場所、出荷ポイント
・伝票タイプ(販売伝票)