INCLUDEプログラム
22.3 INCLUDEプログラム
3. INCLUDEプログラム
INCLUDEプログラムは、プログラムの一種です。
ただし、REPORTプログラムのようにそれ単体では実行することができません。
INCLUDE=「含む」という意味の通り、何かのプログラムに含まれて使用されるものです。
「このINCLUDEプログラムを使用したい」とプログラムで宣言すると、 INCLUDEプログラム内に定義されているデータオブジェクトや記載されているサブルーチンを使用することができます。
1つのINCLUDEプログラムに対し、呼び出しできるプログラムの数に制限はありません。
ただし、データオブジェクトに格納された値を呼び出しプログラム間で共有することができないため、その点は注意してください。
INCLUDEプログラム
操作手順①
① ABAPエディタ[SE38]を起動
操作手順②
①適当なINCLUDEプログラム名を入力します。
プログラム名は基本的にZかY始まりにします。
②[登録]ボタンをクリックします。
操作手順③
① [表題]に適当な名前を入力します。
② [タイプ]は[INCLUDEプログラム]を選択します。
③ [保存]ボタンをクリックします。
操作手順④
① [ローカルオブジェクト]ボタンをクリックします。
操作手順⑤
操作手順⑥
プログラミングの際、すべての内容を1つのプログラムに書くこともできますが、
規模なプログラム作成の場合は行数が多くなり、どこで何の処理をしているのか分かりづらくなってしまいます。
また機能追加などでプログラムに修正が必要になった際にも、
修正箇所の特定が困難になります。
操作手順⑦
そこで、メインプログラムには大まかな処理の流れだけ記述し、 INCLUDEプログラムに詳細な処理を記述するというやり方を取ります。
そうすることにより、プログラムが見やすくなりますし、プログラムに修正が必要になった際にも、プログラムの修正箇所の特定が容易になります。
操作手順⑧
INCLUDEプログラムは、様々なプログラムへの組み込みが可能なため、複数の機能で同じ選択画面を使用したい場合や、同じ処理を行わせたい場合に、それらを切り出して共用することが可能です。