SELECTION-SCREEN(検索ヘルプ)
10.15 SELECTION-SCREEN(検索ヘルプ)
15. SELECTION-SCREEN(検索ヘルプ)
検索ヘルプを設定することで、選択画面の入力項目のすぐ横に検索ヘルプを表示することができるようになります。
検索ヘルプは、選択画面上の[F4]ヘルプが呼び出されたタイミングで実行されるイベントになります。
この中に汎用モジュールなどを使って、検索ヘルプを設定することができます。
<<構文>>
サンプルコード
SELECTION-SCREEN(検索ヘルプ)
REPORT Z_SAMPLE129 MESSAGE-ID Z_FUJII01. *&---------------------------------------------------------------------* * パラメータ定義 *&---------------------------------------------------------------------* PARAMETERS: P_KUNNR1 TYPE KUNNR,"得意先コード P_DATE TYPE D. "日付 *&---------------------------------------------------------------------* * イベント処理 * P_DATEの[F4]ヘルプクリック時に実行される処理 *&---------------------------------------------------------------------* AT SELECTION-SCREEN ON VALUE-REQUEST FOR P_DATE. CALL FUNCTION 'F4_DATE' IMPORTING SELECT_DATE = P_DATE.
結果
補足
コメントアウトについて
コメントアウトの方法として、”(ダブルクォーテーション)と*(アスタリスク)があります。
どちらもコメントアウトする機能を持つという意味では同じ役割となります。
いずれも文言の頭に記載することでそこからがコメント部分となります。
特に使い分け方等はないのですが、以下の違いがあります。
①*(アスタリスク)はエディタの一番左側(1桁目)に記載したときのみ以降がコメントと認識される
②”(ダブルクォーテーション)はどこから記載しても以降がコメントと認識される
補足②
検索ヘルプについて
サンプルコードにて「P_DATE」に検索ヘルプを設定したが、もう一つの項目である得意先コード(P_KUNNR1)には、特に設定しなくても、検索ヘルプが表示されている
これは、なぜでしょう?
上記のKUNNR をクリックするとKUNNRのデータエレメント画面が表示されます。
次に参照元ドメインの「値範囲」タブを選択肢、その最下部の値テーブル欄に、
標準テーブル「KNA1」が設定されています。
KNA1の対象項目KUNNRについて、「エントリヘルプ/チェック」タブを確認すると、
標準の検索ヘルプ「DEBI」が設定されているので、よって選択画面項目作成時に検索ヘルプが自動で使えます。
そのため標準以外の項目(アドオンのデータエレメント、ドメイン)でも、この流れに沿って検索ヘルプを紐づければ自動で検索ヘルプが出るようになります。