イベントキーワード
9.2 イベントキーワード
2. イベントキーワード
それぞれのイベントブロックは、イベントキーワードの宣言によって開始され、次のイベントの開始とともに終了します。
また、イベントを宣言しない場合は、START-OF-SELECTIONがデフォルトで適用されます。
一般的な実行プログラムにおいて、呼び出される順に1つずつ取り上げて説明していきます。
- INITIALIZATION
- AT SELECTION-SCREEN
- START-OF-SELECTION
- TOP-OF-PAGE
- END-OF-PAGE
- END-OF-SELECTION
INITIALIZATION
INITIALIZATIONは、プログラムが起動された直後に、一度だけ実行されるイベントブロックです。
選択画面やメイン処理が実行される前に行われる処理なので、選択画面が表示される前に実行しておきたい処理を記入します。
<<イベントキーワード>>
INITIALIZATION.
AT SELECTION-SCREEN
AT SELECTION-SCREENでは、選択画面で行われる処理について記述します。選択画面で[実行]ボタン、または[Enter]キーが押されると実行されるので、メイン処理が行われる前にしておきたい処理や、選択画面で入力された項目のチェックなどを行う場合はここに記述します。
<<イベントキーワード>>
AT SELECTION-SCREEN.
START-OF-SELECTION
このSTART-OF-SELECTIONには、そのプログラムのメインとなる処理を記述します。データベースからデータを取得したり、帳票出力を行ったり、ほとんどすべての処理はここで行われます。
<<イベントキーワード>>
START-OF-SELECTION.
TOP-OF-PAGE
TOP-OF-PAGEは、帳票を出力する(WRITE命令が処理される)直前に実行されるイベントです。
主にその一覧画面のヘッダの役割を持ちます。
<<イベントキーワード>>
TOP-OF-PAGE.
END-OF-PAGE
END-OF-PAGEは、一覧出力において、そのページが切り替わる直前に実行されるイベントブロックです。
主にフッターとしての役割を持ちます。
<<イベントキーワード>>
END-OF-PAGE.
END-OF-SELECTION
END-0F-SELECTIONは、START-OF-SELECTIONに記述されているすべての処理が終わった際に呼び出されるイベントブロックです。
プログラムの後処理を記述する際に用いられます。
<<イベントキーワード>>
END-OF-SELECTION.