第8章 条件処理
8.1 条件分岐とは
「もし○○○ならば、×××する」という関係が成り立つ処理をプログラムで表現することを、条件分岐と言います。
例を挙げてみてみましょう。
・もし雨ならば、傘をさす。
・もし120円もっていたら、ジュースを買う。
・もし子供なら、代金は大人の半額です。
このように、日常生活でも条件分岐はたくさんあります。もう少しプログラミング的な考え方をしてみましょう。
・もしint型変数「a」の値が奇数なら、1を足して偶数にする。
・もしbool型変数「b」がtrueなら、メッセージを出力する。
・もしfloat型変数「c」の値に小数点以下の数字があったら、四捨五入する。
このように「もし○○○ならば、×××する」というような処理を作成する場合に、条件分岐を用います。
この章では、条件分岐文として、以下の3つを説明していきます。
① if文
② if – else文
③ if – elif – else文 (if文の後ろあるelif文はいくつでも繋げられる。最後のelse文は省略可能です。)
条件分岐にはこれら3つのほかに、「match文」というものもありますが、ここでは触れません。まずは、この3つをしっかりと理解することができれば今の段階ではOKです。