第11章 クッキーとセッションを利用しよう
11.4 本章のまとめ
この章では次のようなことを学習しました。
Pickup Lecture
- リクエスト/レスポンスの1回目と2回目(それ以降)は、それぞれ独立したもので互いに無関係になる。
- データを保持する仕組みは用途に応じて複数ある。
- 隠しフィールドを利用してデータを引き継いで保持する
- ファイルを使ってデータを保持する。
- クッキーを使ってデータを保持する
- セッションを使ってデータを保持する。
- データベースを使ってデータを保持する。
- クッキーはユーザーのPC内(ブラウザ毎)に保存でき、次回のリクエスト時から自動で送信される。
- クッキーは各ブラウザの設定から確認することができる。
- クッキーには任意で有効期限を設定でき、有効期限が過ぎると自動で削除される。
- クッキーをプログラムで扱いたい場合は、スーパーグローバル変数$_COOKIE[‘名前’]で取得する。
- セッションはサーバ内に保存でき、保存して直ぐに利用できる。
- セッションはクッキーに登録された、セッションIDで管理されている。
- セッションを利用するには、session_start関数を使って必ず開始宣言を行う必要がある。
- セッションの有効期限、ブラウザを閉じるまでか設定ファイルの設定時間が過ぎるまでになっている。
- セッションは組み込み関数を使うと、有効期限を待たずに任意のタイミングで削除することができる。
クッキーはセキュリティ上の問題があり、それほど使用頻度は多くありませんがユーザーの操作性を向上させることができます。セッションはサーバ内でデータを保存でき、複数ページ間のデータ共有に非常に便利です。
本章で学習した内容は、Webアプリケーション作成には欠かせない仕組みの1つのため、正しく利用できるようにしっかりと覚えておきましょう。