SDのデータソース
5.4 SDのデータソース
4. SDのデータソース
これらの情報を用いて、SDのデータソースについてみていきましょう。
改めてですが、マスタデータは伝票データの入力にかかる時間を
大幅に軽減することができる点が最大のメリットです。
SDでは、伝票の登録時にマスタデータに登録されているデータをコピー(※)することによって、
伝票データの入力にかかる時間を大幅に軽減することができます。
※SDの「コピー処理」とは、伝票の内容を引き継ぐために備えている機能・設定のことです。
その実例を見ていきましょう。
受注伝票を登録するときに得意先や品目の情報は必ず必要です。
ただし、多くのマスタに付随する情報は伝票には登録されず、
得意先コードや品目コードを通じて取得することになります。
SAPで伝票を照会したときに、これらは都度各マスタを参照して表示しているものが多いです。
サンプル例は右側のピンク色のボックスが受注伝票を表しています。
入力された受注先2300や出荷先788より得意先マスタを参照しています。
更に入力された明細10の品目Aや、明細20の品目Bにより、
品目マスタ、条件マスタを参照するようになっています。
本資料ではとりわけ重要な
「得意先マスタ」「品目マスタ」「条件マスタ」にポイントを当てて説明していきます。