PP(生産計画)モジュールとは
1.3 PP(生産計画)モジュールとは
PPモジュールの基本概念
SAPのモジュールの中でも、 PP(Production Planning and Control・生産計画)モジュールは、
企業の生産プロセスを効率化するための管理機能が備えているモジュールです。
生産計画は、モノを作る量と、モノを作るための材料がどのぐらい必要かなどの計画を立てることです。
生産に必要な情報は、主に下記の4つ、
「品目」「数量」「時間」「作業区」によって決まります。
PPにおける主要プロセス
生産計画は主に4つのプロセスで進みます。
①計画独立所要量登録、受注登録
②MPS・MRP(所要量計画)
③製造指図
④製造実績
※各プロセスの詳細はプロセスの章で詳しく説明します。
PP(生産計画)モジュールの連携
PPモジュールは他のモジュールと同じく、他モジュールと連携して情報を管理します。
生産管理の業務を効率化するために、SAPのPPモジュールでは、
生産指示や生産工程、在庫管理、生産実績の計上と原価モジュールへの連携といった
様々な機能を補っています。
具体的には、所要に基づく生産指示、生産工程や在庫の管理、生産実績の計上と
原価モジュールへの連携といった機能がSAP PPではカバーされています。
具体的にどのように連携されているかについては
イメージ図をもとに見ていきましょう。
次の章からは、PPモジュールの主要プロセスについて説明していきます。