仕入先マスタ

5.4 仕入先マスタ

4. 仕入先マスタ

仕入先マスタは、一般データ、購買組織データ、および会社コードデータに分類されます。

①購買組織データ
 購買管理に関連し、その購買組織に適用されます。(購買組織依存)

②一般データ
 購買管理と会計管理で共通して使用するデータです。
 データの冗長性が発生しないように集中保存(クライアント依存)されています。
 これは同一のクライアント内のすべての組織単位に適用されます。
 (この「クライアント依存」という概念については、一般データの項目で改めて説明します。)

③会社コードデータ
 会計管理に関連し、その会社コードに適用されます。(会社コード依存)

仕入先マスタ・①購買組織データ

では仕入先マスタの、購買組織データについて詳しく見ていきましょう。

  • 購買組織データは、購買組織ごとに様々な方法で更新することができます。
  • 仕入先マスタの購買組織データは、購買データ、取引先機能の2つのタブで構成されています。
  • 取引先機能は仕入先、納入先、請求元および支払人などを定義します。

後続処理のために、発注伝票で指定しておく必要があります。(初回はマスタ提案あり)
発注処理中にそれぞれ異なる取引先を指定することもできます。

イメージで表しているものは、仕入先マスタという大きな括りの中の1つのテーブルです。
これは、購買組織に紐づいた情報を管理するためのテーブルです。基本的にメンテするのはMM担当者になります。

仕入先マスタ・②一般データ

では仕入先マスタの、一般データについて詳しく見ていきましょう。

  • 一般データは、組織に依存しない購買・会計共通のデータです。
  • 購買管理と会計管理に関連する仕入先マスタの一般データを更新するために、データ項目はいくつかのタブによって分類されています。
  • 仕入先マスタの一般データは、住所、管理データ、支払処理、取引先担当者のタブで構成されています。

一般データは仕入先マスタという大きな括りの中の1つのテーブルです。
このデータは、モジュール共通になっているため、MM担当者がメンテした情報をFI担当者が使用することになり、FI担当者が変更するとMM担当者にも影響を受けることになります。
これを「クライアント依存の情報テーブル」といいます。

仕入先マスタ・③会社コードデータ

次は同じく仕入先マスタの、会社コードデータについて詳しく見ていきましょう。

  • 会社コードデータには、仕入先の会計管理に関連するデータが含まれています。
  • 会社コードごとに、個別の会社コードデータを更新できます。
  • 仕入先マスタの会社コードデータは、会計情報、支払処理、連絡文書、源泉徴収税のタブで構成されています。

会社コードデータでは会社コードに紐づいた情報を管理することになります。こちらの情報はFI担当者が管理していることが多いです。
こちらに提示しているデータは一部であり、他にもタブや固有ブロックごとに情報がそれぞれのテーブルで管理されています。
この資料の目的は、1つの大きなマスタに従属しているテーブルが幾つかあることを提示する資料になっているため、その点を理解していただければ大丈夫です。


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