COで使われるマスタ
5.2. COで使われるマスタ
COで使われるマスタデータの種類には、以下のようなものがあります。
品目マスタ
製品、半製品、原材料など管理品目を定義します。製造品目の原価管理区分には“S(標準原価)”を指定します。
BOMマスタ
BOM(Bill Of Material・部品表)マスタには、品目製造のための品目構成情報(投入品目や必要数量)を定義します。
活動タイプマスタ
原価センタに発生する活動内容を定義します。原価要素の割当を行うため、発生原価要素単位に活動タイプの登録が必要となります。
作業区マスタ
製造作業工程において原価の発生する部門(製造部門)と原価の内訳(活動)を定義します。
作業手順マスタ
品目製造のための作業工程と、工程で発生する原価の基準値(作業時間など)を定義します。
製造バージョン
BOMマスタと作業手順マスタの組み合わせ情報を登録するマスタです。BOM、作業手順をどの組み合わせで使用するかを登録します。
購買情報マスタ
調達に関する情報(仕入先、品目、購入単価、リードタイム等) を定義します。
原価センタ
費用(コスト)を計上するためのマスタデータ。費用を管理する単位となる部署や製造工程を設定粒度とすることが多い。債務においては原価センタを使います。
利益センタ
費用と収益の差額である利益が集計されるマスタデータ。利益を管理する単位を定義します。債権においては利益センタを使います。
ではCOモジュールのマスタ関連図についてもみていきましょう。
標準原価積上業務に関連するマスタ構成についても、参考にしていただければと思います。