モデルの利用~データベース連携の流れ~

6.1 モデルの利用~データベース連携の流れ~

Djangoではデータベースへの連携を始め、データを扱うにあたり、MTVアーキテクチャーの「Model」(モデル)という考えを使います。

図 6.1.1: MTVモデル

Modelは、Django内で用意されているModelクラス(django.db.models.Model)を継承して作るサブクラスを指します。
Modelとして定義されたクラスは、指定のテーブルと紐づいており、データの検索(取得)、登録、更新、削除などデータベース操作のメソッドが一式で含まれています。

そのためView内で対象のModelクラスを読み込み、Modelクラスを介してデータベースの操作を行います。またModelクラスは特定のテーブルに紐づいているので、1つのテーブルのため1つのクラスを用意します。

またModelクラス名は、対応するテーブルと同じ名前にし、クラス内でテーブルにある各列と同じ名前の変数を宣言する必要があります。

図 6.1.2: Bookテーブルの例

詳しい使用方法について、実際のアプリケーション作成を通じて説明します。次節では実際のアプリケーション作成を通じて、データベース処理の流れを確認していきましょう。


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