論理演算子で複数の条件を組み合わせる


9.6 論理演算子で複数の条件を組み合わせる

 これまでの条件式は「もし○○○ならば、×××する」という単一の条件で判断していましたが、条件分岐文の条件式には「もし○○○で、なおかつ△△△ならば、×××する」や「もし○○○か、または△△△ならば、×××する」というように、複数の条件を組み合わせて設定することもできます。
 複数の条件を設定する場合には、「論理演算子」を使います。本節ではこの論理演算子を使った複数条件の設定方法について学習していきましょう。


9.6.1 論理演算子について

 論理演算子を使うと、複数の条件を組み合わせて判定することができます。主な論理演算子は表9.7.1に示します。論理演算子が判定するものは、「各条件の判定結果の真偽値」になります。

表 9.6.1 主な論理演算子の種類

 「&&とand」、「||とor」は同じ動作ですが、演算子の処理の優先順位が異なります。英字よりも記号の演算子の方が優先度は高いです。

 論理演算子を利用すると複数の条件式をいくつでも組み合わせることができます。例えば、「条件式1 && 条件式2 || !(条件式3 && 条件式4)」のような複雑な条件式の組み合わせもできます。


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