条件に応じて処理を行う
9.2 条件に応じて処理を行う
条件に応じて処理を行わせる処理のことを「条件分岐」といいます。条件分岐とは、「もし○○○ならば、×××する」という関係が成り立つ処理を、プログラムで表現することを言います。
条件分岐と聞くと難しく感じるかもしれませんが、私たちの日常でも条件分岐に似た行動を取っています。
例えば、
・ もし雨が降ってきたら、傘をさす。
・ もし小銭が140円あったら、ペットボトルのジュースを買う。
・ もし10歳以下なら、子供料金を払う。
上記のように、条件によってそれに対応する行動を行うか行わないかが分かれます。プログラムの処理でも同じようなことがあります。ある場合にはこの処理をしなければならない、またある場合にはあの処理をしなければならい場合などに、条件によって処理を分岐させます。
次の節から、条件分岐文として、以下のif文の3つのパターンを紹介していきます。
① if文
② if-else文
③ if-elseif-else文
条件分岐にはこれら3つのほかに、「switch文」というものもありますが、ここでは触れません。まずは、この3つをしっかりと理解することができれば今の段階ではOKです。