第10章 継承とオーバーライド

10.4 本章のまとめ

 この章では次のようなことを学習しました。

Pickup Lecture

・クラスを拡張して作成することで、既存のクラスの機能を継承したクラスを作成できる。
・機能を継承したクラスを派生クラス、継承元のクラスを基本クラスと呼ぶ。
・派生クラスは、基本クラスのメンバ全てを継承する。
・派生クラスのオブジェクトから基本クラスのメンバを利用できる。
・派生クラス内のメンバから基本クラスのメンバを利用できる。
・1つの基本クラスの機能を継承した複数の派生クラスを作成できる。
・複数の基本クラスの機能を継承した派生クラスは作成できない。
・派生クラスで同じ名前・同じ引数のメソッドを定義することでメソッドをオーバーライドすることができる。

 既存のクラスを利用することで、足りない機能部分の設計に集中することができ、効率的にプログラム作成をしていくことができます。クラスの拡張を行うことで様々な制約が出てきますが、それを補って余りあるクラスの強力な機能の1つ言えます。
 このクラスを拡張する仕組みは大変有用ですので、必ず行えるように覚えておいて下さい。


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