データリンク層の概要
データリンク層の概要
データリンク層の役割(復習)
特定の隣接機器に確実にデータを送るための層
接続先のノードが複数ある場合、次のデータの送り先のノードを特定しなければなりません。
「データリンク層」は、そういったノードを特定したり、確実にデータを送るための役割があり、具体的には
- 隣接する機器同士(送信元と宛先の双方)を識別する
- データ同士の衝突を避けるための検知、回避
- データ送信の可否を判断するためデータの破損、宛先の状態を確認する など
の役割があります。
※規格の内容についてはこの章内で後述します。
ネットワーク層との違い
一般的に通信の際にはデータが到達するまでの過程で幾つものネットワークや、ルータなどのネットワーク機器を経由します。
「ネットワーク層」は物理的に離れた異なるネットワークにある送り先(最終目的地)へ、データを届けるための規格である一方、
「データリンク層」は同一のネットワーク内の次のネットワーク機器へ確実にデータを届けるための規格です。