ケーブルと各機器の接続方法
ケーブルと各機器の接続方法
接続部分(RJ-45コネクタ)について
ケーブルの接続箇所:RJ-45コネクタ
コンピュータやその周辺装置にケーブルを装着する際の、コンピュータ(または周辺装置)への接続部分(装置)を「コネクタ」と呼びます。
一般的に広く普及しているものとして、インターネットで使用する「LANケーブルではRJ-45」、
「アナログの電話線ではRJ-11」があげられます。
コンピュータのケーブルとの接続部分がNICですので、コンピュータのNIC、ケーブルのRJ-45コネクタが直接繋がることになります。
ケーブルの差込口(MDI、MDI-X)によって決まるケーブルの種類
LANポート(MDI、MDI-X)について
コンピュータやルータなど通信機器におけるケーブルの差込口を「LANポート」と呼びます。
LANポートには、ケーブルとの接合部分にそれぞれ「1~8の連番が振られたピン」があり、送信用のピンと受信用のピンに分かれています。
また送信用、受信用のピンの番号の割当によって、LANポートは「MDIポート」「MDI-Xポート」の二つに分類されます。
- MDIポート:1・2番が送信用、3・6番が受信用のピンであるポート
- MDI-Xポート:1・2番が受信用、 3・6番が送信用のピンであるポート
機器によって異なるLANポート
通信機器(ノード)によってLANポートの種類が、MDIポートかMDI-Xポートなのかが変わります。
具体的には、コンピュータ(パソコン、サーバー)やルータは「MDIポート」に対応しており、
スイッチやリピータハブは「MDI-Xポート」に対応しています
ケーブルの決定方法
前節で解説した通り、ケーブルの両端にもケーブル内の銅線の交差状況を確認するためにピンに連番が振られており、
銅線が交差していないケーブルを「ストレートケーブル」、交差しているものを「クロスケーブル」と呼びます。
接続する通信機器同士のLANポートが同じかどうかで、ストレートまたはクロスケーブルを使用できるのかが異なります。
具体的には以下の通りです。
通信機器同士のLANポートが同じ場合:クロスケーブル
①MDIポート × MDIポート ②MDI-Xポート × MDI-Xポート
通信機器同士のLANポートが異なる場合:ストレートケーブル
③MDIポート × MDI-Xポート
通信機器同士のLANポートが同じ場合:
クロスケーブル
①MDIポート × MDIポート
②MDI-Xポート × MDI-Xポート
通信機器同士のLANポートが異なる場合:
ストレートケーブル
③MDIポート × MDI-Xポート
ケーブルの決定方法(例)
以上の内容から以下のような機器が並んでいる場合、ストレートケーブル、クロスケーブルのどちらが使用できるか考えてみましょう。