キーボードからの値の入力
キーボードからの値の入力
readコマンドについて
書式
read 入力値の格納先である変数名
実際の処理の流れをまとめると次の図の通りです。
introduction.sh
#!/bin/bash echo あなたの年齢を入力してください。 read var echo あなたの年齢は$var歳です。
実行結果
[user01@localhost ~]$ bash introduction.sh あなたの年齢を入力してください。 25 あなたの年齢は25歳です。
図
コマンドラインオプション
コマンドラインオプションを使用することで、入力受け付けを開始する前に、受付案内の
文言を表示させたり、入力値を非表示にしたりできます。
代表的なオプションは次の通りです。
-pオプション
入力前に文字列を表示するためのオプションです。受付案内の文言を表示させることができます。
-sオプション
入力値を非表示にするためのオプションです。
login.sh
#!/bin/bash read -p 'ユーザー名:' userid read -sp 'パスワード:' passwd echo echo $useridアカウントでログインしました!
実行結果
[user01@localhost ~]$ bash login.sh ユーザー名:kanda パスワード: kandaアカウントでログインしました!
図
複数の入力を受け付ける
変数を複数用意することで複数の入力を受け付けることができます。
drink.sh
#!/bin/bash echo お好きな飲み物は何ですか? read drink1 drink2 drink3 echo 1番目の飲み物は$drink1です。 echo 2番目の飲み物は$drink2です。 echo 3番目の飲み物は$drink3です。
実行結果
[user01@localhost ~]$ bash drink.sh お好きな飲み物は何ですか? 緑茶 紅茶 麦茶 1番目の飲み物は緑茶です。 2番目の飲み物は紅茶です。 3番目の飲み物は麦茶です。