リポジトリについて
リポジトリについて
パッケージを取り寄せる仕組み
パッケージ管理システムでは、パッケージの保管場所であるリポジトリから、パッケージを取得することができます。
リポジトリを通じてユーザーは、
- パッケージ名を指定するだけでパッケージをサーバーに取り寄せたり、
- コマンドを通じて、パッケージの一覧情報を確認することができます。
リポジトリにないパッケージをインストールするには?
他のリポジトリを追加する
では、リポジトリで扱っていないパッケージを、取り寄せるためにはどうすればよいのでしょうか。
デフォルトで用意されていないパッケージをインストールするためには、別のリポジトリを追加(サーバー上で使えるように)することが一般的です。
リポジトリは世界中に幾つも存在するので、インストールしたいパッケージ、バージョンに合わせて、リポジトリを追加することで対応できます。
この講座では、標準で用意されたリポジトリ以外にも、EPEL(Extra Packages for Enterprise Linux)というリポジトリを介して、既存のリポジトリにないパッケージをインストールします。
自身でダウンロードし、インストールする
また、パッケージのある公式サイトなどから、指定のパッケージのファイルをダウンロードし、インストールすることで対応できます。
ダウンロードとは、ファイルを取り寄せることで、
インストールとは、ダウンロードしたファイルをソフトウェアとして使える状態にすることを意味します。
自身でダウンロードし、インストールする
自身でダウンロードし、インストールする
- 指定のパッケージのファイル(tar.zip)をダウンロード (wgetコマンドを使用)
- ダウンロードしたファイルを解凍 (tar –zxvfコマンドを使用)
-
Configure (.configure を使用)
環境変数やライブラリの設定、設置が、正しいかの確認をします。 -
コンパイル (makeコマンドを使用)
コンピュータが実行できるようプログラミング言語を機械語に変換(バイナリファイルを作成)します。 -
インストール (make installコマンドを使用)
作成したバイナリファイルを対象のディレクトリにコピーします。