ドメイン名の構造について

続いてドメイン名の構造について解説します。

ドメイン名はコンピュータを識別するための名称です。具体的には、所属している地域や組織、
企業の名称などが階層構造で表されており、各階層の名称がピリオドで区切られています。

この階層構造はドメイン名の右から左の順番で、(国別、地域などを表す)トップレベルドメイン、
(組織名を表す)セカンドレベルドメイン、(具体的な組織企業名を表す)サードレベルドメインと階層順になっています。

例えば、ドメイン名が「yahoo.co.jp」の場合、「jp」がトップレベルドメイン、「co」がセカンドレベルドメイン、
「yahoo」サードレベルドメインになります。

※トップレベルドメインを「TLD」、セカンドレベルドメイン「SLD」と略すことができます。

また、これらの階層関係は厳密には、
ルートドメインを一番上の階層として、
その配下にセカンドドメイン、サードドメインが続き、これらの階層はツリー構造をとります。

※ルートドメイン：URLで一般的に表示しないドメインであり、表記する場合、ドメイン名の右にドット(.)だけを表記します。

各階層の各ドメインには専用のネームサーバが存在します。
インターネット上には膨大な数のホスト、
IPアドレスがあるので、このように階層関係にドメインを分けることで、各ドメインサーバに管理が分散されます。