プロセス管理とは

プロセス管理とは

プロセスとは

通常、PC(コンピュータ)を使用する際、複数のアプリケーション(プログラム)を併用しながら作業します。

複数のプログラムが同時に動けるように調整するのがWindowsOSやCentOSを始めとしたOSの仕事です。※厳密にはOS内のカーネルが調整を行います)

プロセスとはプログラムの実行単位の一つを意味し、OSは各プロセスを管理、調整する役割を担います。

プロセス管理の必要性

人間と同様、コンピュータも同時に沢山のタスク(プロセス)を抱えると、処理しきれなくなり動作が
重くなってしまいます。

そこでCentOSでは

  • プロセスの内容を確認したり、
  • 特定のプロセスを止めたり など、

プロセスに関する操作のコマンドが用意されています。

こういったコマンドがあることで、

  • 特定のプロセスによりシステム全体(CPU)の負荷が重くなった
  • 特定のプロセスが、別のプロセスを実行の妨げになっている など

の状況に対応できるようになります。

この章で学習する内容

主に、この章ではCPUの負荷が重くなった場合を想定して、

  • システム全体の負荷を確認する方法(uptimeコマンド)
  • 負荷を与えている、プロセスを確認する方法(psコマンド、topコマンド)
  • 現在、実行中の特定のプロセスを止める方法(killコマンド) など

プロセスの操作方法について紹介していきます。

この章で学習するコマンド一覧

uptimeコマンド

システムの稼働状況を確認するためのコマンドです。
主にシステム全体にどれくらい負荷がかかっているのかを、確認するために使用します。

ps コマンド

現在、実行中のプロセスを確認するためのコマンドです。

top コマンド

現在、実行中のプロセスをCPUの利用率が高い順に表示するためのコマンドです。

kill コマンド

特定のプロセスを終了させるためのコマンドです。


NEXT>> CPUの負荷の状態を見る(uptimeコマンド)