ファイルの所有者と所有グループ

ファイルの所有者と所有グループ

所有者と所有グループについて

全てのファイルとディレクトリに対して、前章で学習したユーザーと、グループが割り当てられます。
ファイルやディレクトリに割り当てられるユーザーを、所有者(オーナー)と呼び、割り当てられるグループを
所有グループと呼びます。
通常、作成したユーザーが所有者になり、所有者のプライマリグループが所有グループとなります。

実践:所有者と所有グループの確認

[user01@localhost ~]$ls -l /home
合計 0
drwx------ 8 user01 user01 282  2月 13 17:08 user01
drwx------ 2 user02 user02  62  2月 19 18:19 user02

所有者と所有グループの目的

アクセスをコントロール(特定のユーザに操作内容を限定する)するため

以上、所有者と所有グループについて説明しましたが、これらの情報は、ファイルやディレクトリのアクセスをコントロール(制御)するために使用します。
アクセスをコントロールするということは、特定のファイルやディレクトリを操作できるユーザーを限定したり、操作内容を限定するということです。

具体的には、ユーザーを以下の3つに分類し、それぞれの操作権限をファイルごとに設定します。

ファイル操作に関する、ユーザーの分類

  • ファイル(ディレクトリ)の所有者であるユーザー
  • ファイル(ディレクトリ)の所有グループに属するユーザー
  • それ以外のユーザー

イメージ図(ファイルAについて)


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