Linuxのユーザーインターフェース
Linuxのユーザーインターフェース
ユーザーインターフェースとは?
ユーザがコンピュータを操作するためのもの
ユーザーインターフェースとは、ユーザーとコンピュータが、情報をやり取りする際に接するものであり、
端的に言うと、コンピュータを操作するための画面や操作方法です。
2つのユーザーインターフェース
GUI(Graphical User Interface)
GUIとは、視覚的にコンピュータを、操作することができるユーザーインターフェースです。
画面上に表示されるウィンドウやアイコン、ボタンなどを通じて、マウスやタッチパネルを使って、
簡単にコンピュータを操作できるのが特徴です。
パソコンを起動した際に表示される、デスクトップの画面をイメージしていただくと、わかりやすいかもしれません。
CUI(Character-based User Interface)
CUIとは、キーボードを介して、文字ベースでコンピュータを操作するためのユーザーインターフェースです。
GUIとは対照的に、キーボードだけを使って操作するので、視覚的にわかりやすく操作できません。
ウィンドウズでいうところの、コマンドプロンプトや、マックでいうところのターミナルが、CUIに該当します。
X window SystemやウィンドウマネージャがGUI環境を実現
GUIが、視覚的にわかりやすく操作できるのは、X window Systemや、
ウィンドウマネージャといったシステムがあるからです。
X window System
1つの画面上に、ウィンドウと呼ばれる四角い領域を、表示させる仕組みです。
このシステムにより、複数のソフトウェアやアプリケーションのための
ウィンドウ(画面)を同時に表示させたり、ウィンドウを切り替えることができます。
例えば、ブラウザやパワーポイント、メモ帳など、複数のアプリケーションを同時に
使用することが、一般的だと思います。
その時、このシステムがあることで複数のアプリケーション用のウィンドウが
確保されるので、同時に操作することができます。
ウインドウマネージャー
ウィンドウの全体的な配置や、ボタンやアイコンなどのデザインを、管理するプログラムです。
またLINUXでは、Windowsと違い、ウィンドウズマネージャを自由に選ぶことができます。
CentOSの場合、ディフォルトでGNOMEというウィンドウマネージャが選択されます。
LINUXの代表的なウィンドウマネージャ
LinuxでCUIが主流な理由
慣れればGUIよりも素早い操作が可能
例えば、たった1行でディレクトリの内の拡張子「.html」だけを別のフォルダにコピーできます。
cp public_html/*.html html
LinuxでCUIが主流な理由
一連の作業を自動化しやすい
離れた場所にあるコンピュータをネットワーク経由で操作しやすい
各種サーバー機器は、ほとんどの場合操作をする人から離れた場所にあります。(安全性や機密性から)その時使用するリモート端末は、CUIベースが多いです。