第5章 Thymeleafの利用
5.1 テンプレートの利用
ここまでは、表示する内容をテキストとして用意し、出力させてきました。しかし、現実問題としてこのようなやり方では、本格的なWebページは作成できません。HTMLファイルなどをあらかじめ用意しておき、それを必要に応じて読み込んで表示する仕組みが必要でしょう。こうした場合に用いられるのが「テンプレート」と呼ばれる機能です。
テンプレートは、HTMLをベースにして記述されたソースコードを読み込み、レンダリングしてWebページの表示を生成する機能です。単純に「HTMLのコードを読み込んで表示する」というだけでなく、必要に応じてさまざまな情報をHTML内にはめ込み、表示させるような機能を持っています。これにより、プログラム内から画面の表示を操作することが可能になります。