第2章 テーブル同士を連携しよう
2.1 テーブル同士を連携しよう
ここまでは、エンティティが1種類だけのシンプルなでデータ構造のもので作成を進めてきました。しかし、より本格的なアプリケーションを作成するとなると、複数のテーブル同士を連携して動かす処理が必要となります。
複数のエンティティの連携をするときに用いられる機能を、一般に「リレーションシップ」や「アソシエーション」と呼びます。複数のテーブルを扱うにあたって、SQLの場合はJOIN機能を使用して実装していましたが、エンティティの場合はJPA(Java Persistence API)を使用してリレーションシップを構築します。JPAでは、エンティティ間のリレーションを表現するために、専用のアノテーションを活用します。
リレーションシップを活用することで、エンティティ間のデータ連携が効率的になります。この章では、これらのリレーションシップを使った実際のデータの操作方法について学んでいきましょう。