本章のまとめ
10.3 本章のまとめ
この章では、次のようなことを学習しました。
Pickup Lecture
- Webアプリケーションに必要なデータをクライアント内に保存する仕組みをクッキーという。
- クッキーには登録数や有効期限、セキュリティーの問題など制約が存在する。
- クッキーの情報はブラウザ等から確認することができる。
- クライアント内にクッキーが登録されている場合、レスポンスとともに自動でWebアプリケーションに送信される。
- クッキーはレスポンスとともにクライアントに返され登録される。
- クッキーで日本語を扱う場合、バージョンによってはエンコードとデコードが必要になる。
- クッキーには初回アクセス時に自動的にセッションIDが登録される。
本章で学習したクッキーは、主にユーザインタフェースの向上に利用されますが、実装する機能によってはセキュリティの問題に気をつける必要があります。また、11章で学習するリクエストスコープや12章で学習するセッションを使って実装可能な機能であれば、そちらを利用する方が効率的です。
Webアプリケーションを作成するときは、どの仕組みを利用して機能を作成するかしっかりと考えてから始めましょう。