Tomcat
1.4 Tomcat
本テキストでは、アプリケーションサーバにTomcatを利用します。これから、Tomcatの概念や起動方法について学習します。
1.4.1 Tomcatとは
TomcatはApache Software Foundationで開発されたオープンソースのアプリケーションサーバです。TomcatはWebサーバを内部に持っているので、Tomcat単体でサーブレット/JSPを実行することができます。
1.4.2 Tomcatの実行
当スクールのJava開発環境をインストールしている場合、TomcatはXamppの中にすでに用意されています。また、Tomcatの起動もEclipseから行うことができます。
もし、当スクールのJava開発環境をインストールしていない場合は、以下のURLのJava “All-In-Oneパッケージ” の手順に従ってインストールしてください。
URL:https://kanda-it-school-kensyu.com/docs/environment/java-environment/
問題なく環境の準備ができていれば、Eclipseの画面の右下にある「サーバー」タブでTomcatを起動し、コンソール画面で「サーバーの起動」というメッセージが表示されれば起動完了です。
図 1.4.1: Tomcat起動時のコンソール画面
図1.4.1の画面を表示するための手順を紹介します。以下の①~⑤を、手順通りに進めてください。
① Eclipseの起動
・「C:\usr\kis_java_pkg_2023\eclipse」フォルダ内の「eclipse.exe」をダブルクリックしてEclipseツールを起動します。
図 1.4.2: Eclipseの起動
② Tomcatの起動
・Eclipseの右下にある「サーバー」タブで、Tomcat10_Java17を選択した状態で、Tomcatの起動ボタンを押下し、Tomcatを起動します。
コンソール画面の最後に「サーバーの起動」といったメッセージが表示されれば起動完了です。
図 1.4.3: Tomcatの起動