本章のまとめ

8.4 本章のまとめ

この章では次のようなことを学習しました。

Pickup Lecture

  • 例外を処理する為にはtry~catchを使って行う。
  • finallyブロックを利用すれば、例外の発生有無に関わらず必ず行いたい処理が設定できる。
  • catchブロックは複数指定可能、または省略することも可能。但し省略する場合はfinallyブロックが必須。
  • catchの「()」内に指定した変数を利用すると、例外の詳細情報を取得できる。
  • catchの「()」内に上位の例外クラスを指定すると、下位の例外クラスは全て処理を行ってくれる。
  • 例外のクラスには必ず処理しないといけないチェック例外と、そうではない非チェック例外がある。
  • catchブロックを複数記述する場合、下位の例外クラスから指定していく必要がある。

本章のサンプルでは配列要素の数を超えて値の代入を行ったり、無理やり例外を発生させました。今回はあくまで例外の処理を学習する為にわざと行いましたが、実際このようなプログラムを作成することはありません。しかし、例外を考慮せずにアプリケーションを作成してしまい、途中でエラー終了になってしまうものが最も駄目なケースです。
プログラマも完璧にプログラムを組めるものではないため、発生し得るかもしれないエラーに対して例外処理を組み込んでおけば、途中でエラー終了させずに済むことが可能になります。
本章で学習した例外処理を利用し、エラーに強いプログラムを作成して行きましょう。

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