本章のまとめ
5.3 本章のまとめ
この章では、次のようなことを学習しました。
Pickup Lecture
- オーバーロード機能とはメソッドとコンストラクタを同じ名前で複数定義できる。
- オーバーロード機能はメソッド名が同じで、引数の型・個数・並びが違っていなければならない制約がある。
- オーバーロード機能利用時に、メソッドの戻り値の型・引数の名前が違っているだけではオーバーロードできない。
- オーバーロード機能を用いてコンストラクタを複数定義した場合、コンストラクタから別のコンストラクタを呼び出して使用することができる。
- コンストラクタから別のコンストラクタを呼び出す場合、必ず処理内の先頭に記述する。
クラス機能の1つであるオーバーロード(多重定義)について学習してきました。使い方についてはオーバーロードの制約に従えばそれほど難しいものではなかったと思います。オーバーロード機能を利用すれば引数情報が違うだけで似たような処理を行うメソッドを複数個作成したい場合に、名前をわざわざ別にしなくてよくなり大変便利になります。クラスを設計するうえでオーバーロード機能は大変便利な機能ですので、ぜひ活用するようにしてください。