データベースサーバーとは
データベースサーバーとは
データベースとは
データベースとは、数あるデータを決まった形式で整理したものです。
データが規則的に整理されているので、大量のデータから必要なデータを検索したりなど、データが一元管理しやすくなります。
一般的には、エクセルやスプレッドシートのような表形式で管理されたデータの
イメージが強いかもしれませんが、表形式のデータベースを含め、以下の3種の
データベースに分類できます。
- 表形式で構成されたリレーショナルデータベース
- ツリー状で構成された階層型データベース
- 網状に構成されたネットワーク型データベース
この資料では、表形式のリレーショナルデータベースに限定して説明します。
図
リレーショナルデータベースについて
今回、使用するリレーショナルデータベースでは、データを「テーブル」と呼ばれるExcelのような2次元の表形式で管理します。
テーブルの中には行と列があり、
- 1行分のデータを行(row)またはレコードと呼び、
- 各行の各項目のことを、列(column)やフィールドと呼びます。
1つのデータベースの中には、複数のテーブルを含めることができ、1つのシステム、Webアプリケーションにおいて1つのデータベースを用意することが一般的です。
データベースサーバーとは
一方、データベースサーバーは、データベースを管理できるサーバーを指します。
具体的には、
- データベースの作成・削除、
- データベース、テーブル内の情報の検索
- テーブル、レコードの追加、削除、更新
など行うことができます。
データベースサーバーの役割
データベースサーバーは、WEBサーバーと連携することで、検索ページのような高度なWEBページを表示させたり、
掲示板やSNSで見られるような投稿機能を含む、WEBアプリケーションを実現できます。
検索機能
ECサイト(ショッピングサイトや口コミサイトなど)でよく見る、検索ページが実現できます。
一覧機能
データベースサーバを使用することで ECサイト(ショッピングサイトや口コミサイトなど)や掲示板などでよく見る、一覧ページを実現することもできます。
投稿機能
データベースサーバを使用することで掲示板やSNSで見るような投稿機能も実現できます。
削除機能
またデータベースサーバを使用することで掲示板やSNSで見るような削除機能も実現できます。
更新機能
またデータベースサーバを使用することで示板やSNSで見るような更新機能も実現できます。
この章で実現する内容(データベースサーバーの構築)
この章では、データベースサーバーの環境構築を行います。
詳しくは後ほど説明しますが、必要なソフトウェア・パッケージ(MySQLなど)をCentOS(サーバー)にインストールし、
最後にブラウザからCentOSにアクセスした結果、データベースの内容が反映されたWebアプリケーションの表示を確認します。
使用ソフトウェア(MySQL)について
具体的には、MySQLというデータベースサーバーソフトウェア(データベース管理システム)を、CentOSにインストールします。
その際、パッケージ管理システム(yumコマンド)を使って、 「mysql-community-server」パッケージをインストールします。
MySQL とは
オープンソースのデータベースサーバーを構築するために使用するソフトウェア(データベース管理システム)です。
mysql-community-server パッケージとは
MySQLのためのパッケージです。
データベース管理システムの一覧
またMySQL以外にも、MariaDBを始め、様々なデータベースサーバーのためのソフトウェア(データベース管理システム)があります。
詳しくは次の表にまとめましたので、ご確認ください。