サーバーの種類

サーバーの種類

サーバーの種類

Webサーバー

ブラウザからアクセス(通信)するとWEBページを表示させるためのサーバーです。

文章のためのHTMLファイル 、デザインを調整するCSSファイル、画像ファイルなど静的コンテンツを保有しています。

ユーザー(人間)が、URLにアクセスすると、コンピュータ(クライアントであるPC)が、
URLに対応した(WEBサイト・ページの持ち主である)
サーバーに、データを要求するための通信(リクエスト)を行います。

そしてサーバが、要求を踏まえ、クライアント(ユーザのPC)にデータ(HTML)を返す(レスポンスする)ことで、
クライアントのブラウザにWEBページが表示されます。

データベースサーバー

データベースは、数あるデータを決まった形式で整理したものであり、データを一元管理するために使用します。

またデータベースサーバーは、データベースを管理するサーバーを指します。

具体的には、データベースの作成や編集、データベース内の情報の検索などを行うことができます。

WEBサーバーと連携することで、検索ページのような高度なWEBページを表示させたり、掲示板やSNSで見られるような投稿機能を含む、WEBアプリケーションを実現できます。

アプリケーションサーバー

アプリケーションプログラム(Javaのような動的プログラム)を実行するためのサーバーです。

Javaなど動的プログラムを使うことで、条件に合わせて(※例:アクセスしたユーザーに合わせて)表示内容を変えたり、データベース(MySql)と連携できるようになります。

WEBサーバーでは、HTMLを始めとした静的プログラムを扱うことはできますが、基本的にはJavaのような動的プログラムを扱うことはできませんので、
主にWebサーバーとデータベースを仲介するために、アプリケーションサーバーを使用します。

FTPサーバー(管理者)

FTP(File Transfer Protocol)とは、遠隔にあるコンピュータへファイルをアップロードしたり、ダウンロードするなど、ファイルを転送するための通信規格(ルール)です。

視覚的にドラッグ&ドロップで転送ができるので、簡単に操作が実現できます。

FTPサーバーは、FTPの通信に対応したサーバーであり、主にWEBアプリケーションを管理するサーバーにて、
管理者が、サイトに関連する(HTMLなどの)ファイルを転送する際に使用します。

SSHサーバー

SSHは、リモートにあるコンピュータ(サーバー)に通信する際に、通信を暗号化することで安全な通信を実現する通信プロトコル(ルール)です。

Tera Termのようなターミナルソフト(CUIで遠隔操作するためのソフト)を使って、遠方のコンピュータを遠隔操作したり、FTPのようなファイル転送する際に、SSHを使用します。

また、FTPとSSHを併せたものをSFTPと呼び、SSH通信に対応したサーバーを、SSHサーバーと呼びます。

メールサーバー ※当講座では扱いません。

メールサーバーとは、メールの送受信を実現するためのサーバーです。
メールサーバーは、送信(SMTP)サーバーと、受信(POP/IMAP)サーバーの二つに分けることができます。

ファイルサーバー

ファイルサーバーとは、ファイル共有するための機能を提供するためのサーバーです。

複数人でファイル共有するためのスペースであり、GoogleDriveやDropBoxなどをイメージしていただくとわかりやすいかもしれません。

この資料では、エクスプローラーから、サーバーへのアクセスを目指します。

DNSサーバー ※当講座では扱いません。

インターネットの世界では、コンピュータが宛先の場所を特定するためにIPアドレス(例:183.79.135.206)を使用します。

IPアドレスは、コンピュータにとって住所のような役割を果たすため、IPアドレスを指定することで、遠く離れたコンピュータにデータを送ることができます。

しかし、IPアドレスは、2進数や10進数で表記されるので、人間にとって識別しづらいため、主にWEBブラウザなどでは、ローマ字や数字などを含めることができるドメイン名を利用するのが一般的です。

しかし、コンピュータはあくまでIPアドレスを使ってコンピュータを識別するため、IPアドレスとドメインを紐づける必要があります。

そして両者の紐づけをするのが、DNSサーバの役割です。


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