コマンドによる操作

コマンドによる操作

簡単なコマンドを実行してみよう

TeraTermのウィンドウに戻って、画面を確認してください

C U Iでは、コマンドを使って、コンピュータやO Sを操作します。
操作する際に、使用する画面をコマンドプロンプト(もしくは単にプロンプト)といいます。

calコマンドを実行してみよう

コマンドの実行はプロンプトに続いてコマンド名をタイプし、Enterキーを押します。

[user01@localhost ~]$cal
 2月 2020
日 月 火 水 木 金 土
                  1
 2  3  4  5  6  7  8
 9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
[user01@localhost ~]$

calコマンドは、「calender」(カレンダー)の略です。
伝統的なUNIXのコマンドの多くは小文字のアルファベット数文字の短いものがほとんどです。

引数を使用してコマンドに値を渡す

calコマンドは、コマンド名に続いて「年」と「月」を渡してやれば、指定した月のカレンダーを表示できます。それら値のことを引数(ひきすう)と呼びます。

[user01@localhost ~]$cal 4 2020
 4月 2020
日 月 火 水 木 金 土
          1  2  3  4
 5  6  7  8  9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30

引数の順番は重要

コマンドによっては、引数の順番や数が重要になります。

[user01@localhost ~]$cal 2020 4
cal: 不正な月: 1-12 を使ってください

コマンドに指令を与える「オプション」

引数の中で、コマンドの動作を変更する「指令」のようなものを、特にオプションと呼びます。
ハイフン「-」に続いて、アルファベット1文字で指定します。

calコマンドで2020年12月のカレンダーを1月1日からの通算日で表示しましょう

[user01@localhost ~]$cal -j 12 2020
 12月 2020
 日  月  火  水  木  金  土
        336 337 338 339 340
341 342 343 344 345 346 347
348 349 350 351 352 353 354
355 356 357 358 359 360 361
362 363 364 365 366

複数のオプションを指定する方法は2通り

  • 「-3 -j」のようにそれぞれハイフン「-」に続けて個別に指定
  • ハイフン「-」の後にまとめて指定

calコマンドで2020年12月前後3ヶ月のカレンダー(通算日表示)で表示しましょう

[user01@localhost ~]$cal -3 -j 12 2020
11月 2020                    12月 2020                     1月 2021
 日  月  火  水  木  金  土   日  月  火  水  木  金  土   日  月  火  水  木  金  土
306 307 308 309 310 311 312          336 337 338 339 340                        1   2
313 314 315 316 317 318 319  341 342 343 344 345 346 347    3   4   5   6   7   8   9
320 321 322 323 324 325 326  348 349 350 351 352 353 354   10  11  12  13  14  15  16
327 328 329 330 331 332 333  355 356 357 358 359 360 361   17  18  19  20  21  22  23
334 335                      362 363 364 365 366           24  25  26  27  28  29  30
                                                           31
[user01@localhost ~]$cal -3j 12 2020
11月 2020                    12月 2020                     1月 2021
 日  月  火  水  木  金  土   日  月  火  水  木  金  土   日  月  火  水  木  金  土
306 307 308 309 310 311 312          336 337 338 339 340                        1   2
313 314 315 316 317 318 319  341 342 343 344 345 346 347    3   4   5   6   7   8   9
320 321 322 323 324 325 326  348 349 350 351 352 353 354   10  11  12  13  14  15  16
327 328 329 330 331 332 333  355 356 357 358 359 360 361   17  18  19  20  21  22  23
334 335                      362 363 364 365 366           24  25  26  27  28  29  30
                                                           31

一般的なコマンドの書式

コマンド [オプション] [引数]
  • [ ]は省略が可能であることを意味する。
  • オプションと引数を同時に指定する場合は、オプション、引数の順に指定するのが一般的
  • オプションの形式は、コマンドによっていろいろなパターンがある。
  • 一般的に、「-」が1つのときはオプションは1文字、「-」が2つのときのオプションは単語になる場合が多い。

※このテキストで紹介しているオプション・引数は一部のものです。
実際の場面では、きちんと調べる習慣をつけてください。


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