NATにおけるネットワーク、IPアドレスの分類
NATにおけるネットワーク、IPアドレスの分類
内部ネットワークと外部ネットワーク
NATを理解する上で、内部ネットワークと外部ネットワークを理解する必要があります。
双方のネットワークの境界に、NATが位置するからです。
内部ネットワーク
デフォルトゲートウェイ(ルータ)を軸に、自身のホストがいるネットワーク側、または自身のホストがいるプライベートネットワークを指します。
内部ネットワークに位置するホストを内部ホストと呼びます。
外部ネットワーク
対して、外部ネットワークは、内部ネットワーク外に位置するネットワークを意味します。
外部ネットワークに位置する(相手側)ホストを、外部ホストと呼びます。
NATにおけるIPアドレスの分類方法
また内部ネットワークと外部ネットワークの内容を元に、IPアドレスを以下のような方法で分類できます。
ローカルアドレスかグローバルアドレス
内部ネットワーク側から見るアドレスを、ローカルアドレスと呼びます。一方、外部ネットワーク側から見るアドレスを、グローバルアドレスと呼びます。
内部●●か外部●●
内部ホストのIPアドレスについては、「内部ローカル(またはグローバル)アドレス」、対して外部ホストのIPアドレスには、「外部ローカル(またはグローバル)アドレス」と呼びます。
先ほどの分類方法をまとめると、以下4種類のIPアドレスに分類できます。
内部ローカルアドレス
内部(自身の)ネットワークを基準とした時の、内部ホストのIPアドレスです。一般的に内部ホストのプライベートIPアドレスが割り当てられます。
内部グローバルアドレス
外部ネットワーク(自身のネットワークの外)を基準とした時の、内部ホストのIPアドレスです。一般的に内部ホストのグローバルIPアドレスが割り当てられます。
外部ローカルアドレス
内部(自身の)ネットワークを基準とした時の、外部ホストのIPアドレスです。一般的に外部ホストのグローバルIPアドレスが割り当てられます。
外部グローバルアドレス
外部ネットワーク(自身のネットワークの外)を基準とした時の、外部ホストのIPアドレスです。一般的に外部ホストのグローバルIPアドレスが割り当てられます。